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レモン哀歌

あっという間に6月も半ばを過ぎました。
今年は梅雨らしくない、というか、でも連日蒸し暑い日が続きます。
気がつけば紫陽花の花が咲いていました。
梅雨時期に、いつか江ノ電に乗りたいと思いつつ、
今年もその時期を逃してしまいました。

先週末、東京混声合唱団の一員として、N響定演、チョン・ミョン・フン指揮、
ロッシーニの「スターバト・マーテル」に出演しました。
チョン・ミョン・フンはじめ、ソリストも素晴らしかったです。

そんなこんなで4月から続いた本番がようやく一段落と思ったら、
気が抜けたのか久々に風邪をひいてしまいました。

今週は高村光太郎の「智恵子抄」に清水脩が曲付けをした「レモン哀歌」です。
清水脩はこの歌曲集「智恵子抄」を完成するのに16年の歳月をかけたそうです。
「智恵子抄」はもともと詩29篇、短歌6首、3篇の散文があるとの事ですが、
彼はそのうち12曲作曲しています。

その中の11曲目「レモン哀歌」

歌曲集「智恵子抄」より
高村光太郎作詞 清水 脩作曲
音楽之友社 日本歌曲全集14より

そんなにもあなたはレモンを待つてゐた
かなしく白くあかるい死の床で
わたしの手からとつた一つのレモンを
あなたのきれな齒ががりりと嚙んだ
トパアズ色の香氣が立つ
その數滴の天のものなるレモンの汁は
ぱつとあなたの意識を正常にした
あなたの靑く澄んだ眼がかすかに笑ふ
わたしの手を握るあなたの力の健康さよ
あなとの咽喉にあらしはあるが
かういふ命の瀬戸ぎはに
智惠子はもとの智惠子となり
生涯の愛を一瞬にかたむけた
それからひと時
昔山巓でしたやうな深呼吸を一つして
あなたの機關はそれなり止まつた
寫眞のまえに挿した櫻の花かげに
すずしく光るレモンを今日も置かう

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